| 業種 | 有人宇宙 |
| 関連領域 | 宇宙製造、推進系 |
| 本社所在地 | Long Beach、アメリカ |
| 設立 | 2021年 |
| 従業員数 | 400名 |
| ステージ | Growth |
| CEO | Jed McCaleb |
事業概要
人工重力を備えた多目的宇宙ステーションの構築をミッションとする。短期的には、SpaceXのFalcon 9ロケットで打ち上げ可能な単一モジュール型の宇宙ステーション「Haven-1」の開発に注力している。Haven-1は、SpaceXの有人宇宙船Dragonとドッキングし、最大4名の乗組員に30日間の滞在環境を提供する。長期的には、複数のモジュールを連結し、回転による遠心力を利用した人工重力環境(Artificial Gravity)を実現する直径100メートル級の大型ステーションの建設を目指す。2023年に宇宙輸送スタートアップのLauncherを買収し、同社の高性能液体ロケットエンジン「E-2」や衛星バス「Orbiter」の技術を統合。垂直統合型の開発体制を構築している点が特徴である。
競争優位性
最大の優位性は、創業者Jed McCalebの巨額の自己資金による迅速な意思決定と、SpaceXとの戦略的パートナーシップにある。NASAの「商業低軌道開発(CLD)」プログラムの資金援助に依存せず、独自資金で開発を進めることで、競合他社よりも早い2025年のステーション稼働を目指している。技術面では、Launcherの買収により、推進系から構造体までを内製化する垂直統合モデルを採用。Haven-1は既存のFalcon 9のフェアリングに適合する設計となっており、打ち上げコストとリスクを最小化している。また、将来的な人工重力の実装は、長期滞在における人体への悪影響(骨密度低下等)を解決する独自の技術的アプローチであり、他社との明確な差別化要因となっている。
創業者・経営陣
Jed McCaleb
創業者・CEOアーカンソー大学 中退
IT・フィンテック分野のシリアルアントレプレナー。P2Pファイル共有ソフト「eDonkey2000」を開発。2010年にビットコイン取引所「Mt. Gox」を設立(後に売却)。2011年にRipple(リップル)を共同設立し、CTOとして分散型台帳技術の開発を主導。2014年にはStellar Development Foundationを設立し、Stellar(ステラ)プロトコルを創設した。2021年に宇宙産業への進出を目的としてVast Spaceを設立。暗号資産分野での成功により得た自己資金を投じ、民間宇宙ステーションの開発を推進している。
取締役・アドバイザー
| 氏名 | 所属 | 専門 |
|---|---|---|
| Max Haot | -- | 宇宙機開発・経営 |
| Alex Hudson | -- | 宇宙機エンジニアリング |
主要プロダクト
| 名称 | 状態 | 概要 |
|---|---|---|
| Haven-1 | Dev | 2025年以降に打ち上げ予定の民間宇宙ステーション。Falcon 9で打ち上げられ、有人宇宙船Dragonのドッキングポートを備える。 |
| Orbiter | Operational | Launcherから継承した衛星プラットフォーム。軌道上でのペイロード展開や輸送を担う。 |
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Deep Space 編集部