| 業種 | 軌道上サービス |
| 関連領域 | 推進系、宇宙安全保障 |
| 本社所在地 | San Jose、アメリカ |
| 設立 | 2017年 |
| 従業員数 | 45名 |
| ステージ | Public |
| 証券コード | MNTS(NASDAQ) |
| 累計調達額 | 310百万ドル |
| CEO | John Rood |
事業概要
水を推進剤として利用するマイクロ波電熱推進(MET: Microwave Electrothermal Thruster)技術を核とする。太陽光発電による電力をマイクロ波に変換し、水を加熱してプラズマ化することで推力を得る。従来の化学推進と比較して安全性が高く、電気推進(イオンエンジン等)と比較して推力密度が高い点が特徴。この技術を搭載した軌道上輸送機(OTV)「Vigoride(ヴィゴライド)」により、ロケットから切り離された後の衛星を特定の軌道へ運ぶ「ラストマイル輸送」を提供する。また、衛星の寿命延長やデブリ除去への応用も視野に入れている。
競争優位性
水推進システム(MET)による安全性と低コスト化が最大の差別化要因である。毒性のない水を推進剤に用いることで、地上での取り扱いコストを大幅に削減し、相乗り(ライドシェア)打ち上げ時の安全基準を容易にクリアする。また、マイクロ波を用いた加熱方式は、電極の侵食が少ないため長寿命化が可能。2022年以降、SpaceXのTransporterミッションにおいてVigorideの軌道投入実績を積み重ねており、実運用フェーズにある点が強み。ただし、初期の試験機における不具合やSEC(米証券取引委員会)との和解、経営陣の刷新といったガバナンス面での課題が過去に存在した。
創業者・経営陣
Mikhail Kokorich
共同創業者、元CEOノボシビルスク国立大学 物理学専攻、スタンフォード大学経営大学院(LEADプログラム)
ロシア出身のシリアルアントレプレナー。Dauria Aerospace(ダウリア・エアロスペース)を創業し、ロシア初の民間衛星打ち上げを主導した実績を持つ。2017年にMomentusを設立し、水推進技術を用いた軌道上輸送サービスの商用化を目指した。しかし、米政府から国家安全保障上の懸念(外国資本規制)を指摘され、2021年1月にCEOを辞任。現在はスイスを拠点とするDestinus(デスティナス)の創業者兼CEOを務める。
Lev Khasis
共同創業者サマラ国立宇宙大学 航空宇宙工学博士
ロシアの銀行大手Sberbank(スベルバンク)の元第一副会長。Momentusの初期投資家兼共同創業者として参画したが、Kokorich氏と同様に国家安全保障上の懸念から取締役を退任した。
取締役・アドバイザー
| 氏名 | 所属 | 専門 |
|---|---|---|
| John Rood | Momentus CEO | 国防政策、国家安全保障(元国防次官) |
| Chris Hadfield | 元宇宙飛行士 | 宇宙運用、技術アドバイザリー |
主要プロダクト
| 名称 | 状態 | 概要 |
|---|---|---|
| Vigoride | Operational | 小型衛星を目的の軌道へ投入する軌道上輸送機(OTV)。水推進システムを搭載。 |
| M-1000 | Planned | 中型衛星向けの次世代輸送プラットフォーム。最大800kgの積載能力を目指す。 |
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Deep Space 編集部