| 業種 | ロケット打上 |
| 関連領域 | 推進系、軌道上サービス |
| 本社所在地 | Augsburg、ドイツ |
| 設立 | 2018年 |
| 従業員数 | 300名 |
| ステージ | Series A |
| 累計調達額 | 33百万ドル |
| CEO | Stefan Tweraser |
事業概要
RFAは、欧州初となる「二段燃焼サイクル(Staged Combustion Cycle)」を採用したマイクロランチャー『RFA One』を開発している。この技術は、燃料の一部を予燃焼させたガスをすべて燃焼室に送り込むことで、従来のガス発生器サイクルよりも高い比推力(燃費効率)を実現する。また、自動車産業の量産技術を転用し、ステンレス鋼製のタンクや量産型バルブを採用することで、製造コストを劇的に低減。ミッションとしては、小型衛星の低軌道への高頻度かつ低価格な輸送サービスを提供し、欧州の宇宙アクセス自立化を目指している。軌道上輸送機(OTV)『Redshift』により、複数の軌道への個別投入も可能にする計画である。
競争優位性
最大の優位性は、欧州民間企業で唯一、二段燃焼サイクルエンジン「Helix」の実用化に近づいている点にある。この方式はSpaceXのRaptorエンジン等と同様の高度な技術であり、小型ロケットながら大型ロケット並みの効率を誇る。コスト面では、自動車部品のサプライチェーンを活用した「New Space」アプローチを徹底しており、従来の宇宙専用部品に依存しない製造プロセスを構築。さらに、欧州最大の宇宙企業の一つであるOHB SEの戦略的バックアップを受けており、資金面・施設面・政治的ロビー活動において競合他社よりも強固な基盤を持つ。打ち上げ場所についても、英国サクサボルドやノルウェーのアンドーヤなど、複数の射場確保を迅速に進めている。
創業者・経営陣
Jörn Spurmann
Chief Commercial Officer / Co-Founderミュンヘン工科大学 修士(経営工学)
OHB SEにてビジネスデベロップメントを担当。宇宙産業における商用化戦略の専門家。2018年にOHBのベンチャー支援を受けRFAを共同設立。欧州におけるマイクロランチャー市場の開拓を主導する。
Stefan Brieschenk
Chief Operating Officer / Co-Founderクイーンズランド大学 博士(極超音速推進工学)
ロケット推進系の専門家。豪Rocket Labにてシニアエンジニアとして勤務し、Electronロケットの開発に従事。その後、OHB SEを経てRFAを設立。二段燃焼サイクルエンジンの設計・開発を指揮する。
取締役・アドバイザー
| 氏名 | 所属 | 専門 |
|---|---|---|
| Marco Fuchs | OHB SE CEO | 宇宙産業経営・政府交渉 |
| Jean-Jacques Dordain | 元ESA(欧州宇宙機関)長官 | 宇宙政策・国際協力 |
主要プロダクト
| 名称 | 状態 | 概要 |
|---|---|---|
| RFA One | Dev | 3段式の小型ロケット。低軌道(LEO)に最大1,300kgの打ち上げ能力を持つ。Helixエンジンを搭載。 |
| Helix Engine | Dev | 二段燃焼サイクルを採用した推進系エンジン。ケロシンと液体酸素を使用。 |
| Redshift | Planned | RFA Oneの最上段として機能する軌道上輸送機(OTV)。衛星を特定の軌道へ精密にデリバリーする。 |
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Deep Space 編集部