| 業種 | ロケット打上 |
| 関連領域 | 推進系、宇宙製造 |
| 本社所在地 | Edinburgh、イギリス |
| 設立 | 2017年 |
| ステージ | Growth |
| 累計調達額 | 38百万ドル |
| CEO | Volodymyr Levykin |
事業概要
スカイローラは、小型衛星を軌道上に投入するためのロケット開発を行う。主力機「Skyrora XL」は、過酸化水素(HTP)とケロシン(または廃プラスチック由来の燃料Ecoene)を推進剤として使用する。この推進剤の組み合わせは、極低温貯蔵を必要とせず、常温での保管が可能である。また、自社開発の大型3Dプリンター「Skyprint 2」により、エンジン部品の製造期間を大幅に短縮している。英国のサクサボード宇宙基地(SaxaVord Spaceport)からの打ち上げを目指し、垂直打ち上げ能力の確立をミッションとしている。
競争優位性
技術的独自性は、高濃度過酸化水素(HTP)を用いた推進システムにある。これにより、液体酸素のような極低温管理が不要となり、運用コストの低減と打ち上げ待機時間の延長が可能となる。また、自社開発の燃料「Ecoene」は、1トンの廃プラスチックから約600kgの燃料を生成でき、環境負荷の低減とサプライチェーンの安定化を両立する。さらに、3Dプリンティング技術の活用により、従来の製造手法と比較して部品数を削減し、リードタイムを約50%短縮している。英国政府およびESAとの強力な連携により、英国内での垂直打ち上げライセンス取得に向けた優位性を確保している。
創業者・経営陣
Volodymyr Levykin
CEO / 共同創業者学歴(大学名・学位・専攻を明記): 不明
ウクライナ出身の起業家。ITおよびデジタルサービス分野で20年以上の経験を持つ。ロンドン証券取引所に上場していたCupid plcの共同創業者兼最高執行責任者(COO)を務めた実績がある。同社でのExit後、英国における宇宙輸送能力の欠如に着目し、2017年にスカイローラを設立。宇宙産業における持続可能性と製造の自動化を重視し、3Dプリンティング技術や廃プラスチック由来の燃料開発を主導している。
取締役・アドバイザー
| 氏名 | 所属 | 専門 |
|---|---|---|
| Tim Peake | 元欧州宇宙機関(ESA)宇宙飛行士 | 宇宙飛行・ミッション運用 |
主要プロダクト
| 名称 | 状態 | 概要 |
|---|---|---|
| Skyrora XL | Dev | 全長22.7メートルの3段式小型衛星打ち上げ用ロケット。ペイロード容量は高度500kmの太陽同期軌道(SSO)に対して315kg。 |
| Skylark L | Operational | 高度100km以上に到達可能なサブオービタルロケット。技術実証および微小重力実験用。 |
| Skyprint 2 | Operational | ロケットエンジン部品を製造するための自社製ハイブリッド3Dプリンター。 |
| Ecoene | Operational | 廃プラスチックを原料とした航空宇宙用燃料。従来のケロシンと比較して温室効果ガスの排出を削減する。 |
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Deep Space 編集部