| 業種 | 軌道上サービス |
| 関連領域 | 宇宙安全保障、宇宙ロボティクス、宇宙DX |
| 本社所在地 | 東京都墨田区、日本 |
| 設立 | 2013年 |
| 従業員数 | 561名 |
| ステージ | Public |
| 証券コード | 186A(TSE) |
| 累計調達額 | 383百万ドル |
| CEO | 岡田 光信 |
事業概要
スペースデブリ(宇宙ゴミ)の除去および衛星の寿命延長を目的とした軌道上サービス(On-Orbit Servicing)を展開。主要技術は、非協力対象物(制御不能なデブリ等)への接近・捕捉を可能にする「RPO(ランデブー・近傍運用)」技術である。これには、画像診断による対象物の位置・姿勢の推定、自律的な接近制御、磁石やロボットアームを用いた捕捉機構が含まれる。宇宙環境の持続可能性を確保するため、運用終了後の衛星を速やかに除去する「EOL(End-of-Life)」サービスと、既存デブリを除去する「ADR(Active Debris Removal)」サービスを商用化している。
競争優位性
RPO技術における圧倒的な先行実績と、国際的なルール形成への関与が強みである。2021年のELSA-dミッションにより、民間企業として世界で初めて非協力対象物への接近・捕捉技術を実証した。また、日本(JAXA)、英国(UKSA)、米国(USSF)、欧州(ESA)の各政府機関から複数の大型プロジェクトを受注しており、公的機関からの信頼性が極めて高い。特許ポートフォリオも強固であり、磁石を用いた捕捉機構や画像航法アルゴリズムにおいて独自の知財を保有する。さらに、世界5カ国(日・英・米・仏・イスラエル)に拠点を持ち、各国の宇宙政策に深く食い込んでいる点が他社との決定的な差異である。
創業者・経営陣
岡田 光信 (Mitsunobu Okada)
創業者 兼 代表取締役CEO東京大学経済学部卒、パデュー大学クラナート経営大学院修士(MBA)修了
マッキンゼー・アンド・カンパニーにてマネジメントコンサルティングに従事。その後、IT分野で複数の起業・経営を経験。2013年にシンガポールでAstroscaleを創業。宇宙ゴミ(デブリ)除去という当時市場が存在しなかった領域で、国際的なルール形成と技術実証を主導。国際宇宙航行連盟(IAF)副会長を歴任し、宇宙の持続可能性(スペース・サステナビリティ)の概念を提唱。2024年に東証グロース市場への上場を実現した。
取締役・アドバイザー
| 氏名 | 所属 | 専門 |
|---|---|---|
| クリス・ブラッカビー (Chris Blackerby) | アストロスケール 取締役兼COO | 元NASA日本代表、宇宙政策・国際協力 |
| 松本 恭幸 | アストロスケール 取締役兼CFO | 財務戦略、資金調達 |
主要プロダクト
| 名称 | 状態 | 概要 |
|---|---|---|
| ELSA-d | Retired | 磁石を用いたデブリ捕捉技術の実証機。2021年に軌道上での分離・捕捉試験に成功。 |
| ADRAS-J | Operational | JAXAの商業デブリ除去実証(CRD2)フェーズIの衛星。ロケット上段への接近・観測を実施。 |
| ELSA-M | Dev | 複数の運用終了衛星を1回のミッションで除去する商用サービス機。OneWeb等との提携。 |
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Deep Space 編集部