| 業種 | 衛星通信 |
| 関連領域 | 宇宙DX、宇宙安全保障 |
| 本社所在地 | Falls Church, Virginia、アメリカ |
| 設立 | 2017年 |
| ステージ | Series B |
| 累計調達額 | 60百万ドル |
| CEO | Charles Miller |
事業概要
標準的な携帯電話(地上端末)と低軌道衛星を直接接続する「Sat-to-Phone」技術を開発。特別なハードウェアやチップセットの変更を必要とせず、既存のLTE/5Gプロトコルを用いて通信を可能にする点が最大の特徴。衛星側で高速移動に伴うドップラー効果や信号遅延を補正するソフトウェア技術を中核とする。2020年に世界で初めて宇宙から地上へのテキストメッセージ送信に成功。地上基地局がカバーできない「カバレッジ・ギャップ」を解消し、全世界でのモバイル通信提供を目指す。B2B2Cモデルを採用し、各国のモバイル通信事業者(MNO)と提携してサービスを展開する。
競争優位性
最大の優位性は、既存のスマートフォンをそのまま利用できる「後方互換性」と、既に取得済みの特許ポートフォリオにある。30件以上の特許を保有し、特に衛星側での信号処理によるプロトコル補正技術に強みを持つ。また、米連邦通信委員会(FCC)から世界で初めて「衛星直接通信(Sat-to-Phone)」の商用ライセンスを取得(2022年)。他社に先駆けてパラオ、クック諸島等の通信事業者と商用契約を締結し、実稼働実績を積み上げている。大型衛星を必要とする競合に対し、比較的小型の衛星でサービスを開始できるため、初期のコンステレーション構築コストを抑制できる構造を持つ。
創業者・経営陣
Charles Miller
Co-founder and CEONorth Carolina State University (BA in Economics)
宇宙産業で30年以上の経験を持つシリアルアントレプレナー。NASAの戦略アドバイザーを務めた後、NanoRacks(ナノラックス)を共同創業。同社では国際宇宙ステーション(ISS)の商業利用を推進。その後、NexGen Spaceの社長として月探査の経済性分析等に従事。2017年にLynk(旧Ubiquitilink)を設立。宇宙への低コストアクセスと通信インフラの融合を専門とする。
Tyghe Speidel
Co-founder and CTOCornell University (BS and ME in Mechanical and Aerospace Engineering)
宇宙機設計と通信システムの専門家。NexGen Spaceでシニアエンジニアとして勤務。衛星通信におけるドップラー効果や遅延補正のアルゴリズム開発を主導。標準的な携帯電話と衛星を直接接続する「宇宙の基地局」技術の主要特許を保有。Lynkの技術戦略および衛星コンステレーションの設計を統括する。
取締役・アドバイザー
| 氏名 | 所属 | 専門 |
|---|---|---|
| Margo Deckard | -- | Operations and Government Relations |
主要プロダクト
| 名称 | 状態 | 概要 |
|---|---|---|
| Lynk Tower | Operational | 商用サービス用の低軌道衛星。2024年時点で複数の衛星が軌道上にあり、テキストメッセージ等の商用サービスを提供開始。 |
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Deep Space 編集部