| 業種 | ロケット打上 |
| 関連領域 | 有人宇宙、宇宙安全保障 |
| 本社所在地 | 東京都中央区、日本 |
| 設立 | 2022年 |
| ステージ | Series A |
| 累計調達額 | 9百万ドル |
| CEO | 畑田 真一朗 |
事業概要
「誰もが自由に宇宙を行き来できる未来」を目指し、完全再使用型の単段式宇宙輸送機(SSTO)または二段式宇宙輸送機(TSTO)の開発を行う。従来の使い捨て型ロケットとは異なり、航空機のように繰り返し運用することで、輸送コストの大幅な削減と高頻度打ち上げの実現を目指す。コア技術として、液体酸素と液化天然ガス(LNG)を推進剤とする高効率なエンジン開発、および大気圏再突入時の熱防御システム、自律飛行制御技術に注力している。2020年代後半の小規模衛星打ち上げ開始、2030年代の有人宇宙輸送の実現をロードマップに掲げる。
競争優位性
最大の優位性は、元宇宙政策担当官僚による「政策・規制への深い理解」と「官民連携の構築力」にある。技術面では、LNGエンジンを採用することで、ケロシン系と比較してススが発生しにくく、再使用時のメンテナンスコストを抑制できる設計思想を持つ。また、JAXAのSBIR(中小企業イノベーション創出推進事業)フェーズ3に採択されており、最大20億円の交付金を受ける権利を有している点は、財務的な安定性と技術の公的裏付けとなっている。既存の使い捨てロケットメーカーに対し、航空機型運用による「高頻度・低コスト」という異なる経済圏での競争を仕掛けている。
創業者・経営陣
畑田 真一朗 (Shinichiro Hatada)
代表取締役(CEO)東京大学工学部卒業、東京大学大学院工学系研究科修了(航空宇宙工学専攻)
経済産業省に入省後、製造産業局宇宙産業室にて宇宙政策の立案に従事。内閣府宇宙開発戦略推進事務局にて「宇宙活動法」の立案や「宇宙産業ビジョン2030」の策定を担当。2022年に将来宇宙輸送システム株式会社を設立。官僚として宇宙産業の制度設計に携わった経験を活かし、民間主導の宇宙輸送インフラ構築を目指す。宇宙ビジネスの法規制および政策動向に精通しており、日本の宇宙開発における官民連携の橋渡し役を担う。
取締役・アドバイザー
| 氏名 | 所属 | 専門 |
|---|---|---|
| 今村 圭志 | 将来宇宙輸送システム株式会社 取締役 | 経営戦略・財務 |
主要プロダクト
| 名称 | 状態 | 概要 |
|---|---|---|
| ASCA-I | Dev | 高度100kmのサブオービタル飛行を目指す技術実証機。再使用技術の検証用。 |
| ASCA-II | Planned | 人工衛星を軌道投入する能力を持つ、無人の完全再使用型輸送機。 |
| ASCA-III | Planned | 有人宇宙輸送を目的とした完全再使用型宇宙輸送機。 |
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Deep Space 編集部