| 業種 | 宇宙製造 |
| 関連領域 | 軌道上サービス、推進系、宇宙安全保障 |
| 本社所在地 | 仙台市、日本 |
| 設立 | 2021年 |
| 従業員数 | 30名 |
| ステージ | Series A |
| 累計調達額 | 10百万ドル |
| CEO | 小林 稜平 |
事業概要
東北大学で長年研究されてきた「大気圏再突入技術」を中核とする。国際宇宙ステーション(ISS)が2030年に運用終了を迎えることを見据え、ISSに代わる宇宙環境利用プラットフォーム「ELS-R」を開発。無重力環境での材料開発や創薬実験を行い、その成果物を地球に安全に帰還させるカプセル回収技術が最大の強みである。また、安全性が高く低コストな「ハイブリッドスラスター」を自社開発しており、毒性のない燃料を使用することで地上運用コストの低減を実現している。宇宙空間での実験から回収までを一気通貫で提供する「宇宙の物流インフラ」の構築を目指している。
競争優位性
最大の優位性は、東北大学の30年以上にわたる研究に基づく「大気圏再突入技術」の継承である。再突入時の高熱からペイロードを保護する熱防御システム(TPS)の設計最適化技術を有しており、これは世界でも限られた企業しか保有していない。また、推進系には「ハイブリッドスラスター」を採用。従来の液体燃料(ヒドラジン等)は毒性が強く取り扱いコストが高い一方、同社のシステムは固体燃料と液体酸化剤を組み合わせることで、安全かつ安価な運用を可能にしている。これにより、従来の宇宙実験に比べ、頻度を向上させつつコストを大幅に抑制できる構造を持つ。さらに、JAXAのSBIRフェーズ3に採択されており、国家プロジェクトとしての裏付けと、最大105億円規模の公的資金獲得スキームを有している点も、競合に対する財務的・信頼的優位性となっている。
創業者・経営陣
小林 稜平
代表取締役CEO東北大学工学部 卒業
東北大学工学部卒。大学在学中に学生団体「東北大学鳥人間サークルWindnauts」で代表を務め、人力飛行機開発に従事。その後、宇宙開発ベンチャーでのインターンを経て、2021年2月に株式会社ElevationSpaceを設立。東北大学の宇宙工学研究室(桒原・亀田研究室)の知見を基に、宇宙環境利用プラットフォームの事業化を推進。2021年にはForbes JAPANの「30 UNDER 30 JAPAN」に選出された実績を持つ。
亀田 敏弘
取締役CTO東北大学大学院工学研究科 博士課程修了(工学博士)
東北大学大学院工学研究科教授。専門は構造力学、宇宙構造物、大気圏再突入技術。長年にわたり人工衛星の構造設計や再突入カプセルの研究に従事。東北大学における宇宙工学研究の第一人者として、同社のコア技術である大気圏再突入技術およびハイブリッドスラスターの開発を技術面から統括。JAXA等の公的機関との共同研究実績も多数有する。
取締役・アドバイザー
| 氏名 | 所属 | 専門 |
|---|---|---|
| 桒原 聡文 | -- | 超小型衛星開発・宇宙工学 |
主要プロダクト
| 名称 | 状態 | 概要 |
|---|---|---|
| ELS-R100 | Dev | 2025年度の打ち上げを目指す技術実証機。大気圏再突入およびカプセル回収の技術実証を行う。 |
| ELS-R1000 | Planned | 実用型の宇宙環境利用プラットフォーム。より大型のペイロードを搭載し、商用実験サービスを提供予定。 |
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Deep Space 編集部