| 業種 | 衛星データ観測 |
| 関連領域 | 宇宙DX、ハイパースペクトル画像、農業テック |
| 本社所在地 | Bengaluru、インド |
| 設立 | 2019年 |
| 従業員数 | 160名 |
| ステージ | Series B |
| 累計調達額 | 71百万ドル |
| CEO | Awais Ahmed |
事業概要
ハイパースペクトル画像(HSI)技術を用いた地球観測衛星コンステレーションの構築。従来のマルチスペクトルカメラが数色(赤・緑・青・近赤外等)の波長帯のみを捉えるのに対し、同社の技術は数百の連続した波長帯を捉える。これにより、農作物の栄養状態、土壌の水分量、メタンガスの漏洩、鉱物の組成、海洋汚染の特定など、従来の衛星画像では不可能だった化学的特性の可視化が可能となる。5メートルという高解像度でのハイパースペクトルデータ提供を商用ベースで実現することを目指しており、小型衛星を用いることで低コスト化を図っている。2022年には実証衛星「Shakuntala」および「Anand」の軌道投入に成功した。
競争優位性
最大の優位性は、従来の政府系大型衛星でしか実現できなかったハイパースペクトル観測を、小型衛星による低コストなコンステレーションで実現する点にある。同社のセンサーは、5メートルの空間解像度で数百の波長帯をカバーし、既存のマルチスペクトル衛星(Planet等)の約10倍から50倍の情報量を提供する。また、Googleからの出資により、Google Cloud上でのデータ解析基盤の構築や、AIを用いた自動解析アルゴリズムの開発において強力なシナジーを有する。インド国内のISRO(インド宇宙研究機関)との密接な連携により、打ち上げコストの最適化と国内市場へのアクセスを確保している点も、北米・欧州の競合に対するコスト競争力となっている。
創業者・経営陣
Awais Ahmed
CEO / 共同創業者ビルラ工科大学(BITS Pilani)学士(経済学・化学)
インド工科大学(BITS Pilani)在学中に、イーロン・マスクが提唱したHyperloopの学生コンペティションに参加。インド唯一のファイナリストチーム「Hyperloop India」を率いた経験を持つ。2019年、最終学年時にKshitij Khandelwalと共にPixxelを創業。ハイパースペクトル画像技術を用いた地球観測プラットフォームの構築を主導。アジア人として初めて「2021 Forbes 30 Under 30 Asia」の宇宙部門に選出された実績を持つ。
Kshitij Khandelwal
CTO / 共同創業者ビルラ工科大学(BITS Pilani)学士(コンピュータサイエンス)
BITS Pilani在学中、Awais Ahmedと共にHyperloop Indiaのソフトウェア開発を主導。衛星データの解析アルゴリズムおよび小型衛星の設計・開発を専門とする。Pixxelでは、ハイパースペクトルカメラの小型化と、軌道上でのデータ処理システムの構築を統括。2019年の創業以来、同社の技術ロードマップの策定と、複数の実証衛星の打ち上げ成功に貢献した。
取締役・アドバイザー
| 氏名 | 所属 | 専門 |
|---|---|---|
| Jordan Noone | Relativity Space 共同創業者 | 宇宙機製造・3Dプリンティング |
主要プロダクト
| 名称 | 状態 | 概要 |
|---|---|---|
| Shakuntala (TD-2) | Operational | 2022年4月にSpaceXのTransporter-4で打ち上げられた初の商用級ハイパースペクトル衛星。 |
| Anand | Operational | 2022年11月にISROのPSLV-C54で打ち上げられた実証衛星。 |
| Firefly | Planned | 2024年以降に打ち上げ予定の商用コンステレーション用衛星。5m解像度を実現。 |
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Deep Space 編集部