| 業種 | ロケット打上 |
| 関連領域 | 推進系、宇宙製造、衛星通信 |
| 本社所在地 | Gold Coast、オーストラリア |
| 設立 | 2012年 |
| 従業員数 | 200名 |
| ステージ | SeriesD |
| 累計調達額 | 100百万ドル |
| CEO | Adam Gilmour |
事業概要
独自のハイブリッドロケットエンジン技術を中核とする。一般的なロケットが液体燃料または固体燃料を使用するのに対し、同社は固形燃料と液体酸化剤を組み合わせたハイブリッド方式を採用。3Dプリンティング技術を用いた独自の固形燃料粒子により、従来のハイブリッドエンジンの課題であった燃焼効率と推力の不安定さを解消した。この方式は、構造が単純で製造コストが低く、爆発リスクが極めて低いため、安全かつ迅速な打上サイクルを実現する。小型ロケット「Eris」の開発を通じて、豪州初の自国からの軌道投入能力獲得を目指している。
競争優位性
最大の優位性は、ハイブリッド推進系による圧倒的な低コスト構造と安全性にある。液体ロケットに不可欠な複雑なターボポンプや極低温配管を簡略化することで、部品点数を削減し、製造リードタイムを短縮している。また、自社で射場(ボーウェン軌道宇宙港)を保有・運営することで、他社の射場スケジュールに依存しない柔軟な打上機会を顧客に提供できる。豪州政府からの強力な支援(QICによる出資や宇宙庁の認可)を背景に、インド太平洋地域における安全保障上の打上ニーズを独占的に取り込むポジションを確立している。特許取得済みの3Dプリント燃料技術により、スケーラビリティも確保している。
創業者・経営陣
Adam Gilmour
CEO / 共同創業者クイーンズランド大学 学士(商学・経済学)
シティグループ(Citicorp)に20年間勤務。マネージング・ディレクターとして通貨・デリバティブ取引、新興国市場投資に従事。シンガポールを拠点にアジア太平洋地域の金融市場で実績を積む。宇宙産業への情熱から2012年に実弟のJames Gilmourと共に同社を設立。金融の専門知識を活かし、資本集約的なロケット開発における資金調達と事業戦略を主導する。
James Gilmour
COO / 共同創業者クイーンズランド工科大学 学士(ビジネス)
マーケティングおよび事業運営の専門家。Adam Gilmourと共に同社を設立し、初期のハイブリッドロケットエンジンの試作から、クイーンズランド州における打上射場「ボーウェン軌道宇宙港(Bowen Orbital Spaceport)」の建設・運営、政府交渉を統括する。
取締役・アドバイザー
| 氏名 | 所属 | 専門 |
|---|---|---|
| David Dorman | Chairman | Corporate Governance / Ex-AT&T CEO |
主要プロダクト
| 名称 | 状態 | 概要 |
|---|---|---|
| Eris (Launch Vehicle) | Dev | 低軌道(LEO)に最大305kgのペイロードを投入可能な3段式小型ロケット。 |
| G-Class Satellite Bus | Planned | 100kg級の衛星コンポーネントを搭載可能な汎用衛星バス。 |
| Bowen Orbital Spaceport | Operational | クイーンズランド州アボット・ポイントに位置する自社専用の軌道打上施設。 |
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Deep Space 編集部