スタートアップ図鑑

Infostellar Inc.

株式会社インフォステラ

地上局Series B日本
www.infostellar.net
業種地上局
関連領域宇宙DX、衛星通信
本社所在地東京都新宿区、日本
設立2016年
従業員数35名
ステージSeries B
累計調達額22百万ドル
CEO倉原 直美 (Naomi Kurahara)

事業概要

世界中の衛星地上局をクラウド上で統合し、衛星運用者がオンデマンドで通信枠を予約・利用できるシェアリングプラットフォーム「StellarStation」を開発・運営する。従来の衛星運用では、自社で地上局を建設するか、特定の地上局ネットワークと個別契約を結ぶ必要があり、多額の固定費と低い稼働率が課題であった。同社は、既存の地上局に「StellarStation Agent」というソフトウェアを導入することで、地上局の空き時間を可視化し、世界中の衛星運用者に販売する仕組みを構築。これにより、衛星運用者は初期投資を抑えつつ、必要な時に必要な場所で通信を確保できる。また、地上局オーナーにとっては、遊休資産の収益化が可能となる。AWS Ground StationやMicrosoft Azure Orbitalといったクラウド大手との連携も進めており、宇宙データの地上伝送におけるハブとしての地位を確立している。

競争優位性

最大の強みは、ハードウェアを持たない「アセットライト」なビジネスモデルと、既存の多様な地上局アンテナを統合できるソフトウェア技術にある。競合の多くが自社で地上局を建設・保有するのに対し、インフォステラは世界中の既存地上局をネットワーク化するため、迅速なグローバル展開が可能である。また、独自の「StellarStation Agent」により、異なるメーカーや通信規格のアンテナを共通のAPIで制御できる技術的柔軟性を持つ。さらに、Airbus Venturesからの出資やJAXAとの契約実績に見られるように、航空宇宙産業の既存プレイヤーとの深い信頼関係を構築しており、これが参入障壁となっている。AWSやMicrosoftといったクラウドジャイアントと競合するのではなく、彼らのプラットフォームに地上局ネットワークを供給するパートナー関係を築いている点も戦略的に優位である。

創業者・経営陣

倉原 直美 (Naomi Kurahara)

代表取締役秘書 / 共同創業者

九州工業大学大学院工学研究科 博士課程修了

九州工業大学大学院博士課程修了。博士(工学)。日本学術振興会特別研究員としてJAXAにて衛星地上システムの開発・運用に従事。その後、東京大学にて超小型衛星プロジェクト「ほどよし」の地上局ネットワーク構築を担当。2016年にインフォステラを創業し、地上局シェアリングプラットフォーム「StellarStation」を立ち上げた。衛星運用の民主化を目指す宇宙エンジニア出身の起業家として知られる。

石丸 健太郎 (Kazuo Ishimaru)

共同創業者 / 元COO

慶應義塾大学 卒業

Google Japanにて広告製品の技術支援やパートナーシップ開発を担当。その後、インフォステラの共同創業者として事業開発およびオペレーションを統括した。

取締役・アドバイザー

氏名所属専門
Thomas van der HeydenInfostellar Inc. (Director)Satellite Communication

主要プロダクト

名称状態概要
StellarStationOperational衛星運用者と地上局オーナーを繋ぐクラウドベースのシェアリングプラットフォーム。
StellarStation AgentOperational既存の地上局アンテナをプラットフォームに接続するためのソフトウェア・インターフェース。

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Deep Space 編集部